ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品は、なぜ安い? 安いけど、大丈夫?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使い、同等の効き目・ 品質・安全性を有しながらも、価格が安い医薬品のことです。

★安い!

新薬はその開発に長い歳月と莫大な費用がかかります。一方、新薬を開発した製薬会社は、特許を出願することで一定の期間、独占的に製造・販売する権利が与えられます。

特許期間が過ぎると、他の製薬会社もジェネリック医薬品として製造・販売することが可能になりますが、研究開発費用が新薬ほど多くはかからないため、新薬より低価格で提供することが可能になります。

★質は?

新薬はその開発に長い歳月と莫大な費用がかかります。一方、新薬を開発した製薬会社は、特許を出願することで一定の期間、独占的に製造・販売する権利が与えられます。

特許期間が過ぎると、他の製薬会社もジェネリック医薬品として製造・販売することが可能になりますが、研究開発費用が新薬ほど多くはかからないため、新薬より低価格で提供することが可能になります。

ご自分のお薬代を確認してみましょう

キリンビール健康保険組合では、ホームページ上の 「MY HEALTH WEB」からご自分の医療費などを 確認できるサービスを提供しています。この中で、ジェネリック医薬品差額情報(もし、ジェネリック医薬品を使用していたら、いくらお薬代を節約できたかを試算した金額)を確認できます。

ぜひ、試してみてください。

【確認のしかた】

MY HEALTH WEB」⇒「医療費情報」⇒「最新のジェネリック医薬品情報(家族総計)」

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは?

  医療機関で処方される薬には「新薬」と「ジェネリック医薬品」(後発医薬品)の2種類があります。新薬は、研究・開発から発売までに10~15年以上の長い期間と、数百億円もの膨大な投資が必要といわれています。そのため、特許を出願してから20~25年間は、開発した製薬会社が独占的に製造・販売することができます。

しかし、その特許期間が終了すると、他の製薬会社が厚生労働省の承認を得て、同じ有効成分の薬を製造・販売することができるようになります。

これらの医薬品を総称して「後発医薬品」または「ジェネリック医薬品」と呼びます。

医療費の増大は健保組合財政を圧迫しているため、医療費の抑制は重要な課題です。そこでその抑制に繋がると期待されているのが「ジェネリック医薬品」です。ジェネリック医薬品に変更することで、皆さまが病院や薬局で支払う薬代もお安くなります。

ジェネリック医薬品はこんなにお得!

新薬が膨大な期間・費用をかけて開発されるのに対して、後発医薬品は研究開発期間が3~5年、開発費も格段に少なくてすみます。そのため、新薬と同等の有効性や安全性をもちながら、価格は平均すると約半分に抑えることができるといわれています。

高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの慢性疾患では、薬の服用は長期間に及びます。そうした患者さんにとっては、ジェネリック医薬品の存在はとても大きいといえます。

ジェネリック医薬品を利用するには?

現在治療中で、ジェネリック医薬品に変更されていない場合は、一度医師に尋ねてみましょう。

処方箋に「後続品(ジェネリック医薬品)への変更が全て不可の場合」の欄に医師サインが入っていない場合は、薬局で「ジェネリック医薬品でお願いします」と意思表示すれば患者さんの意思で選択することができます。

ただ、後発医薬品は臨床上の有効性・安全性が同等であるものの、溶け方などの使い勝手が先発品と異なることもあります。上手に利用するには、自分の病気のことをわかってくれている「かかりつけ薬局」をもつことが大切です。

バイオ後続品(バイオシミラー)とは?

インスリン製剤、分子標的治療薬などのように、タンパク質等を構成成分とする医薬品を「生物学的医薬品」といい、その後発医薬品を「バイオ後続品」または「バイオシミラー」と呼びます。

微生物や培養細胞を用いて生産される製剤のため、新薬に匹敵する研究開発を経て、先行バイオ医薬品と同等/同質の品質・安全性・有効性であることを、臨床試験等によって立証しています。
「生物学的製剤」は概して高価なため、「バイオ後続品」に切り替えるとお薬代の負担が軽くなります。

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