たばこの基礎知識

たばこの形態

たばこには紙まきたばこ、加熱式たばこなど様々な形態があり、世界の各地で用いられています。火をつけるつけないにかかわらず、ニコチン及び発がん性物質に曝露されるという点で、すべてのたばこには健康影響の懸念があります。

たばこの煙とその成分

たばこの煙は粒子成分とガス成分の2種類に大別され、約4,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち約200種類以上が毒物・約70種類が発がん性物質です。
中でも「ニコチン・タール・一酸化炭素」は三大有害物質といわれ、がん発症や心臓・血管系にも悪影響を及ぼすとされています。

たばこの歴史

たばこは本来南米に自生するナス科の植物で、15世紀コロンブスの“新大陸”発見以降、ヨーロッパへたばこと喫煙習慣がもたらされていきました。

社会的に問題になるのは、紙巻たばこの大量生産・消費の時代以降と言えます。20世紀半ばには喫煙とがんをはじめ健康影響が指摘され、20世紀末にはアメリカでのたばこ訴訟の流れなど世界的に状況は急展開を見せ、2005年にはWHOによるたばこ規制枠組条約が発効し、現在まさに国際協調のもとでたばこ対策が進められているところです。

禁煙の効果について

長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。

また禁煙は病気の有無を問わず、健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。つまり病気の予防だけでなく、「健康日本21《第2次》」において重視されている項目である重症化予防(二次予防)においてもまず取り組むべき課題となっています。

禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられますが、その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます(図[1])。禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。また免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。

e-ヘルスネット(厚生労働省・2020)|禁煙の効果について.中村正和 

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-08-001.html

キリンビール健康保険組合は、禁煙する方を応援しています。

禁煙する方法には、病院での禁煙外来診療やICTを利用した禁煙サートなどがあります。キリン健保では、ご自宅で禁煙補助薬を使用して行うascure(アスキュア)卒煙プログラムをご用意しております。
禁煙をはじめるのに遅すぎるということはありません。いつからでもはじめられます。

ascure(アスキュア)卒煙プログラム|禁煙日を、記念日に。 

https://sc.ascure.technology/

お気軽にメールでお問い合わせください。 

専用メールアドレス→ 02673_Ni@kirin.co.jp


なくそう!望まない受動喫煙
オンラインによる遠隔禁煙支援
禁煙外来(きんえんがいらい)

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