たばこの基礎知識

たばこの形態

 たばこには紙まきたばこ、加熱式たばこなど様々な形態があり、世界の各地で用いられています。火をつけるつけないにかかわらず、ニコチン及び発がん性物質に曝露されるという点で、すべてのたばこには健康影響の懸念があります。

たばこの煙とその成分

 たばこの煙の中では様々な「燃えかす」が生成され、これらは気体成分と微粒子成分とに分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素・ニコチンといった身体に悪影響を及ぼす物質が含まれています。


たばこの歴史

 たばこは本来南米に自生するナス科の植物で、15世紀コロンブスの“新大陸”発見以降、ヨーロッパへたばこと喫煙習慣がもたらされていきました。

 社会的に問題になるのは、紙巻たばこの大量生産・消費の時代以降と言えます。20世紀半ばには喫煙とがんをはじめ健康影響が指摘され、20世紀末にはアメリカでのたばこ訴訟の流れなど世界的に状況は急展開を見せ、2005年にはWHOによるたばこ規制枠組条約が発効し、現在まさに国際協調のもとでたばこ対策が進められているところです。


禁煙の効果について

 長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。また禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。つまり病気の予防だけでなく一病息災においてもまず取り組むべき課題です。

 また禁煙は病気の有無を問わず、健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。つまり病気の予防だけでなく、「健康日本21《第2次》」において重視されている項目である重症化予防(二次予防)においてもまず取り組むべき課題となっています。

 禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられますが、その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます(図[1])。禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。また免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。


禁煙の効果について

図[1]


キリンビール健康保険組合は、禁煙する方を応援しています。

 禁煙には、病院での禁煙外来診療や、遠隔でのICTによる禁煙サポートも受けられます。禁煙を始めるのに遅すぎることはありません。健保ではアスキュアの禁煙プログラムをご用意しております。